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国道134号線を走りながら。 From Editors 2 No. 856 | マガジンワールド

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From Editors 2

国道134号線を走りながら。

今月の「サーフボーイと夏休み」特集では、綴じ込みの「海の近くのイートアップガイド 湘南編」を担当することになり、GW明けくらいから、美味しいお店を求めて東は葉山から西は茅ヶ崎まで、湘南に通うように。
 
いや、これがまあ、楽しい。海に沿って流れる国道134号線が湘南の基本の動線なのだけど、お店もこの周辺に多い。なかでも道路よりも海側にあるレストランとなると、建物や電線など遮るものはまったくない完全なシービューで、獲れたての海の幸が食べられたりする(秋谷のイタリアンの『Don』や逗子の『surfers』などを本誌で紹介してます) 。他にも、W浅野(知らないか)のトレンディドラマ(知らないか)の舞台にもなった『タベルナ・ロンディーノ』のボンゴレ・ビアンコ(懐かしい…)を食べて、一瞬、今が2018年なことを忘れそうになったり、と毎回が小さな旅行気分。
 
はじめは「湘南、ちょっと遠いなあ」なんて思っていたのだけど、通い詰めていくうちに帰りの電車で、気持ちがすっと軽く、ときに解放されていることに気づき、やがて行きの電車で「もうすぐ鎌倉だ」なんて期待感で少し顔が緩んでいる自分を見つけたり。
 
そんなとき、本誌で「夜の鎌倉」をガイドしてくれたテレビディレクターの岡宗秀吾さんのお話に思わず膝を打った。「朝でも夜でも、ふと思いついたら、東京から1時間ほどでこんな気持ちのいい場所とおいしいごはんが食べられる。そういう選択肢が自分にはある、ってなんか”豊かな”感じがしません?」
 
ああ、そうだ、ちょっと時間をかけて、いつもと違う場所に出かけて、友達やガールフレンドとごはんを食べる。こんな贅沢なことはそうはないはず。この夏のWISH LISTに、”GO TO SHONAN”をぜひ加えてみてください。

斉藤和義(本誌担当編集)

茅ヶ崎『小川売店』のメニュー。か、かわええ。仲良し夫婦がはじめた喫茶店はローカルの人で大賑わい。早くも地元のハブとなってました。

国道134号線をクルマで湘南を走ってみた。葉山、逗子、鎌倉、藤沢、茅ヶ崎…今まで頭の中でバラバラだった地名がようやく線としてつながりました。


https://magazineworld.jp/popeye/popeye-editors-856-2/


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